それは、発起人の桂澤一美氏のひと言で始まった。
「地元秋葉区の人、米、水でお酒が醸せないかな」その心意気にタカツカ農園の高塚俊郎氏、村祐酒造の村山健輔氏が動いた。酒米造り未経験の三人は地元の米農家である佐々木豊氏指導の下、日々田んぼの中へ。そして苦労の末、少量のたかね錦を育て上げた。
蒸し、麹付け、仕込み、酒造りにも三人が携わった。そして、出来あがりの酒を味わい、当初は予定をしていなかった販売を始めた。
そのお酒は、三人の名字から一文字ずつ取り、「嵩村 桂」と命名された。顔となるラベルの書は、墨遊はちまき屋主宰 泉田祐子氏が担当した。
しなやか優しい面持ち、少し接してみると徐々に、奥に秘めた芯の強さが感じられる、非常に完成度の高い一本となっている。
ここに、秋葉区の人、米、水で醸されたお酒が誕生いたしました。
嵩村桂 黒
- 2017年10月24日
- 2018年12月19日
- 日本酒
- 1567view
最新情報をチェックしよう!